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SHADES LIVE REPORTS 

2013-2014

2014年 10月12日  ライブ報告   恒例・秋のライブ at 新宿 メモリーズ 

 

我々シェイズは来月11月にはその母体となった学生バンドの結成から40周年を迎えます。

そんな節目にあたる今年、リズム隊として永年いっしょにやってきたドラム担当の竹内が仕事の都合で遠方への単身赴任を余儀なくされて、実に辛いことでしたが彼は演奏活動を一旦停止せざるをえなくなりました。

そしてこの春、バンド仲間の「ビハインド・ブルース」さんからドラマーの島を兼務というかたちで新しいドラマーとして迎えたわけです。

 

そんな色々があってシェイズのライブは前回の秋のライブから丸一年ぶりとなってしまいました。

春から新リズム隊加入と共に新しいセットリストを作り、バンドを再始動し、半年をかけて今回のステージへこぎつけたのです。

 

幸いなことに新ドラマーは旧知の仲、しかもシェイズのステージをたとえ遠方であっても熱心に応援しに来てくれたナイスガイ。初めての練習でも今までずっといっしょにやってきたかのような、アンサンブルの安定感に一同とてもうれしくなったのでした。

 

さて、秋恒例となって久しい今回の新宿ライブは出演バンドに初顔が加わり、従来の4バンド形式は変わらないものの、ホーンが入ったそのバンドのサウンドによって、より客席が和んだ感じがありました。来場客数もおそらく過去最多・・・満員御礼でした。

 

我々はトップバッター。

「OLD KIDS」さんがリラックスしたムードでビートルズ/ベンチャーズの定番曲を楽しげに演奏し、3番手に上述の「微熱’s」さんが11人編成でモータウンやソウル系の有名曲を披露し、トリに主催の「Sherry Mama」さんがよりマニアックな選曲も交えて迫力あるステージで見事にライブを締めくくってくれました。

 

で、シェイズは?というと今回はいつもよりパワフルに鳴らしたな、という満足感を感じてもらえたのではないでしょうか。

なにしろ英国、米国、日本のアーティストの曲を混合したうえで、自然な流れを意識したセットリストでオープニングからぶちかまそうと意気込んでの結果ですから。

 

ギタリストにはいきなりのプレッシャーだったでしょうが、故ゲイリー・ムーアのギター・インストを通常だったらセットリストの中ほどで一呼吸入れてやるところをオープニングに持ってきたり、フラワー・トラヴェリンをやったかと思えばパープルになり、その後はなんとチャー!

そのチャーの代表曲はやはり難曲中の難曲。ブリブリとしたベースが聞こえましたか? 秒単位以下のタイミングで合わせるアンサンブル。実にやりがいのある曲を無事終えて、今度はZZトップ。

ダンサブルなナンバーでちょっとリラックスしてもらった後は、うう~残念、もうお時間。

お決まりの終曲はバーンでみんなで燃えちゃうって寸法です。

 

もちろんいつものように細かなミスは満載だったのですが、そんなこと全く気にしない、気にしない。

気持ちよければいいんです。終わった後、難聴になって耳がキ~ンとしたままでももうお構いなし!って気合いでがんばりました。

 

だから今回、も、ステージは大成功ってことでご勘弁くださいね。

 

1 LONER

2 WHEREVER YOU GO

3 MISTREATED

4 MAKE UP

5 LAZY

6 からまわり

7 SMOKY

8 SHARP DRESSED MAN

9 BURN

 

 

参考までに

1はゲイリー・ムーアの作品を「ヨーロッパ」というバンドがショート・ヴァージョンに仕上げたもの。

2はグレン・ヒューズのアルバムから。

3はパープルの曲を日本のTAK松本が組んだバンドによるヴァージョン。

4はフラワー・トラヴェリンの定番曲。オリジナルに忠実。

5はパープル&シェイズの定番曲。

6&7はチャーの比較的新しいコンサート・ツアーでのヴァージョン。「ZIGZAG」と言うツアーから。

8はZZトップの作品をカナダのバンド「ニッケルバック」がライブで披露したヴァージョン。

9はパープル作品を「ホワイトスネーク」がアレンジしたヴァージョン。

 

 

みなさま、ご来場ありがとうございました。      (バンマス記) 

 

  

   

 2013年 10月13日  ライブ報告   恒例・秋のライブ at 新宿 メモリーズ 

 

ライブが無事に終了して、かなりの日にちが経ってしまいましたが、ステージの記録を残しておくという大切な作業(=ライブ・レポ)を書かなければ本当の意味でのライブ終了報告ができませんね。

 

時間が経ってしまい申し訳ありませんでした。

 

さてもう毎年秋の恒例行事になったシェリー・ママ主催の秋のライブ。今回も前回と同じ出場メンバー(バンド)で元気よく盛大に行なわれました。

 

出演は

1番:ビハインド・ブルース。

2番:我々シェイズ。

3番:オールド・キッズ。

トリはシェリー・ママでした。

 

 

当日は天候も良く、お客様の会場入りも順調で開場後すぐにかなりの席が埋まっていました。おつまみの持ち込み自由といううれしい配慮もあってみなさんとってもリラックスした様子でステージを応援して下さったのが印象的でした。

 

さらに今回はPAのコンディションもまずまずで、出演者も会場も安定した音量・音質で終始包まれた感じでした。

 

最近のシェイズはメンバーの一人が(ドラムス、ね)仕事の関係で遠い地にいるので以前では考えられないほどの練習回数の不足に見舞われています。

でもその逆境をおして約40分のステージを組むために、以下のようなセットリストを用意しました。

秋のライブはいつも言うようにお祭り感覚の雰囲気で臨むようなところがあるのですが、不器用な我々はなかなか万人受けするような曲を用意できないまま、あくまでもいつものシェイズ・サウンドでみなさんに接していこうと決め、しっかり聴いていただく選曲をしました。

 

 

これが当夜のセットリストです。

 

1 YOU UPSET ME BABY

2 STOP

3 SO MANY ROADS

4 SHARP DRESSED MAN/GIMME ALL YOUR LOVIN'

5 SMOKY

6 BURN

 

 

#1は過去においてアンコール・ピースとして演奏したことがある軽いシャッフルです。

オープニングからすぐにシェイズのサウンドに浸っていただけるように力みのない音楽をもってきました。

 

#2は初登場です。マイナー・ブルースでドラマチックな側面も併せ持つ重心の重い音楽です。

ギタリストの発案で決定しました。暗い影を落とすような空気感がシェイズの好むディープな面をよく表していたと思います。

 

#3は何度も演奏している曲で、前曲と似たような傾向の音楽です。こちらの方が悲壮感が少なく比較的ハードなミディアム・スロー・ブルースとなっています。2曲続けて同様のテンポ感の曲を採用したことは過去に経験が無く、この試みは「シェイズここにありき」を演出するのが目的でした。

 

#4は一転してアメリカンなロックを持ってきて、雰囲気のチェンジを図りました。ZZトップのヒット曲を2曲メドレー形式で演奏しました。 特有のノリは演奏する方もリラックスできます。ただしライブ直前で曲構成を変更したのが若干問題となったようで、コーラス・ワークやブレーク・ポイントにミスがでました。変更要求を出した張本人、バンマスの責任です。今後はメドレーを解消し単曲で再挑戦していきます。

 

さて今回のサプライズは#5でした。日本の誇るギタリスト:チャーの代表曲でありアンコール・ピースの難曲です。シェイズは20年以上前に一度挑戦したことがあるのですが当時は秒殺でKOでした。

この曲はやりようによっては歌謡曲的なアプローチもありかと思えますが、最近のライブで聞かせるチャーの演奏はテンポを速めに取ってかなりのグルーヴ感を全面に押し出したものとなっています。

シェイズはこの傾向を取り入れて、スピーディーでキレがある演奏を念頭に、過去に完奏出来なかったこの曲に挑みました。練習がまともに出来ない状況下にあって、この曲の演奏はハイリスクでした。

 

初お披露目の今回はその気合いゆえか、過剰に力みが出てしまいました。

リズム隊のグルーヴは及第点としておきますが、今後は少しづつかっこいい演奏が出来るようになると思います。50点!

 

#6は定番曲。超有名なハードロックなのでお客さんもほとんどなじみがあるでしょう。

♪バ~~~ン♪とコーラスを付けていただいて盛り上がりました。

ラストの曲としてはとても似合う華やかな曲ですが、これをラストにしたステージがこのところずっと続いているのでそろそろ変化が必要か、と感じ始めています。

 

 

このライブをもって年内のステージは終わりますが、来年も練習回数の十分な確保が困難な中で、出来ることならもう少しライブの回数を増やせたらなぁと希望しているところです。

 

共演のバンドのみなさん、今回もお世話になりました。

そしてお客様、連休の中、応援に来ていただいてありがとうございました。 

 

  

   

 2013年 5月18日  ライブ報告   春のライブ第2弾   at 多摩センター コルコバード 

 

シェイズ春のライブ第二弾は京王線などが乗り入れている「多摩センター」駅にほど近いライブハウス「コルコバード」で行なわれました。

 

実はシェイズのギタリストはこの辺りを生活圏にしているのですが、ある日、どこか面白いライブハウスが近くにないか?と思い立ち、この店を見つけたのだそうです。

まずは偵察、とばかり彼は単身でこの店に行き、すぐさまマスターと懇意になり、さっそくこの店のブッキング・ライブに参加することを決めてきたのでした。

 

まだ比較的新しい、ドラマのロケが似合うような美しく整備された駅前の街並みが印象的なこの場所は「ピューロランド」があることでも知られていますね。

そのピューロランドの奥に位置するのがコルコバードです。当日午後、メンバーは駅前で集合した後、この店のさらに少し先にあるリハーサル・スタジオで先月のライブ以来となる音出しをしました。

当夜のライブに先立っての腕慣らしですが、最近、メンバーのスケジュールがなかなか合わなくなってしまい練習量がかなり減っていることもあって今回は前回と同じセットリストを使ってステージに出ることにしました。

 

久しぶりの音出しの後、近くのファミレスで早めの夕食をとり、指定時刻に店の前に行くと、入口は暗く誰もいません。対バンさんも来ていなくて、ああこれはゆる~いライブになりそうだという失笑がメンバーにもれたことは言うまでもありません。

数十分経ってマスターがタクシーで現れ、ウチのギタリスト以外はそこで初対面となりましたが、どこか妙にのんびりとしていてニコニコして僕らは迎えられました。

 

この店では食事を出さないので「仕込み」がないらしいです。(でも僕らの到着より遅くにマスター登場とはなんというのんびりムード!)

僕らは一緒に入店しそれと同時に店内に明かりがつきました。リハはどうします?と聞くと、これまたのんびりと、テキトーにどうぞ!・・・

 

ここでは全てがこんな調子だったので僕らは初ステージの緊張感など木っ端微塵に吹き飛んで、後からこれまたのんびりとやって来た対バンさんたちとテキトーに音出しをしたのでした。

 

ステージは狭く、置かれたアンプも小ぶりでしたが、店内にはけっこう大きく響くので、音のバランスを取るのが難しかったです。

特にモニターらしきものもなく、直接音を聞き合いながらの演奏でした。こうなると実際上はメンバーの音を想像しながらのアンサンブルになり、かなり恐ろしい状態になるところなのですが、ほら、お店がのんびりムードなものですから、まぁいいかっ!っていう気分になってしまったのです。

 

演奏時間・・・テキトーに

演奏スタート・・・テキトーで

音量・・・お構いなしに

 

3バンドの出演でしたが、我々はトップバッターを希望してテキトーに演奏を始めました。

 

当夜の演奏曲は

1曲目はミドルテンポの重めのロック 「THE BALLAD OF JOHN HENRY」

2曲目はスローテンポのヘヴィー・ブルース 「SO MANY ROADS」

3曲目はアップテンポで相変わらず超難しいロック 「TAKIN' THE HIT」

そして最後はハードロックの定番曲 「BURN」でした。

 

BURN 終了後すぐさま僕(バンマス)はベースのシールドをアンプから抜いていたのですが、意外にも粘り強いアンコールの声が掛かり、ハードロックにアレンジされたビートルズの「TICKET TO RIDE」(邦題・涙の乗車券・・・嫌いだなぁこの邦題)を軽くやって、次のビートルズ・バンドにつなげたのでした。

 

演奏の出来は許容の範囲内。モニター無しでのアンサンブルが少々不安だったけれど、終わってみればフツウにあっという間の出来事。

演奏の一つ一つに一喜一憂するよりも、その場その場の雰囲気や緊張感を楽しもう、という最近のバンド内の雰囲気が如実に表れていたリラックスした演奏だったように思います。

 

 

 

出番が終わり、渇いた喉を潤すために僕はマスターにウイスキーの水割りをWで頼みました。

マスターはブルースがすごく良かったですと言いながら、大きめのグラスに氷とアーリータイムスを2カップ注ぎ、その瞬間「あれっ、水が無い」と言ってミネラルウォーターの瓶を探し始めたのです。

でも暗くて見つからず、上目づかいに僕を見ながら「水道水でいい?」と蛇口に近づきニヤニヤしたのです。

そしてすぐそれは実行され、恥ずかしいと思ったのか、申し訳ないと思ったのかウイスキーをさらに少し追加で入れてグラスをくれました。

カウンターにいたお客はその一部始終を見て、この店らしいと大笑いしていました。この時、このゆる~い雰囲気がこの店の良さだと知りました。

 

 

さて、さらにその後はギター・インストのバンドさんの登場。このステージに慣れているらしく絶妙な音量バランスでそつのない演奏をしていました。

彼らの演奏も半ばにさしかかった頃、時刻は22:30。

この時点で、申し訳なかったのですが、帰りの電車のこともありリズム隊と応援団は中座させてもらうことになりました。

 

店を出ると、先ほどまでの熱気がウソのように消えて夜風がひときわ涼しく感じられ、ひと気の多かった駅前の舗道もすっかり静まっていました。

 

道々、コルコバードのマスターの柔らかな印象が夜風になんとも心地よく思い出され、一緒に帰路に着く仲間とはもう一度ここでやってもいいよね、

なんて話をしていました。  

 

  

   

 2013年 4月14日  ライブ報告   春のライブ第1弾・てきふらライブ 第68回  at  四谷 ソケース・ロック 

 

バンドのメンバーが探し出して、行ってみようということになった開店間もない頃の四谷・荒木町にあるロックバー「Taxas Flood」(通称:てきふら)にバンドで初めて行った日からもう9年弱。

初対面からすぐに親しくさせてもらったマスターに勧められて参加したこの店主催のライブ、それが「てきふらライブ第11回」でした。(このライブレポのページはそこから始まっています)

 

僕らシェイズはこの時からライブ活動を本格的にスタートさせたのでした。それまでもみんなで集まって音出しはしていましたが、ライブに出ることは積極的ではありませんでした。

だから結成から年数だけは経っていましたが、ライブは数えるほどしかやっていませんでした。

 

その僕らの背中を押してライブを定期的にこなすように勇気づけてくれたのがこの「てきふら」の関根マスターだったのです。

2005年8月の初参加からでも8年が経過しました。その時の対バンさんは今でも一番仲のいい友達です。特に「シェリー・ママ」と「ビハインド・ブルース」とは親交が深く、お互い助け合い切磋琢磨して音楽を楽しんできました。

 

そんな運命的な出会いをした「てきふらライブ」の第68回が開店10周年記念ライブとなり、最近あまりてきふらさんの売り上げに貢献していない我々なのですが祝意は他に負けませんので、去年より参加の意思を表明していたのです。

 

場所も四谷のソケース・ロック。くしくも初参加の時と同じ、因縁あるお店でした。

祝意とともに参加したバンドさんは5バンド。ただでさえ手狭な同店はバンド関係者だけで一杯の状態でした。

 

トップバッターはマスターのファミリー・バンド。マスターはドラム担当です。アメリカン・ポップな演奏を披露して2番手の僕らにつないでくれました。

 

さて当夜のシェイズのセットリストです。

与えられた演奏時間の制約があって長い曲が混じった4曲編成で臨みました。

 

1曲目はミドルテンポの重めのロック「THE BALLAD OF JOHN HENRY」

2曲目はスローテンポのヘヴィー・ブルース「SO MANY ROADS」

3曲目はアップテンポで超難しいロック「TAKIN' THE HIT」

そして最後はハードロックの定番曲「BURN」でした。

 

この演奏の模様は録画しておきましたが、今それを再生してみると所々顔色一つ変えないでミスしているのが分かります。でもそれが昔の演奏の時のような「悪魔の降臨」といった致命的なものではなく、演奏者のみが気付く細かなリズムの揺れとか微妙な出の遅れとか細かなミストーン程度のものです。

 

しかしなかなかパーフェクトな演奏はできません。いつもそうですが「まぁいいか」的な出来です。

 

今回のステージではボーカルがずいぶんとがんばってくれました。気合いを入れて会場を盛り上げる様をバックから見ていて、こちらまで自然とのってくるのが気持ち良かったです。

いつものように、メンバーのみんながそれぞれに反省点を持ったとは思いますが、そういった内部の事情を無視しても表面的には破綻の無い自然体の演奏が出来たのではないか、と思っています。

 

爆音を響かせながら、通り過ぎていった約10年のライブ活動を一つずつ思い出すようなライブでした。 

 

 

 

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